北京の器【ブログ】

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80后と愛国心

一緒にやっていた相方が日本に一時帰国してしまったので、ここ最近、ヨガは先生(80后生まれ)とマンツーマンです。

そうなると、なんとなくおしゃべりヨガに変身してしまうのは、ひとえに私のせいだろうと思うのですが、本日は1時間半、なんとずっとおしゃべり。


次のレッスンの人が「まだ終わりませんか~?」と教室をのぞいて、初めて「はっ!?しまった!!」と気づいたという具合で、私の肩こりと腰痛は次回まで持ち越しになりました。



内容は基本、“ビミョーな問題”&日本の戦争責任。

私は比較的、80后と話すチャンスが多いのですが、いつもなぜかこの問題にたどりついてしまう。
というのも、日本人に直接それをぶつけられる機会というのはそれほど多くないからだろうと思われる。


内容が内容だけに詳しく書けないのですが、彼らは日本の戦争責任については、一応日本人である私に遠慮をして、当時日本の置かれた立場についてわりと理解を示す子がいたり、日本軍のやったことはゆるせないけど一般の日本の民衆だって被害者なのだから、という政府見解っぽいことを言う子がいたり、過去は過去、未来志向で行きましょうよ、という人がいたりと、どちらかというと穏やかな表現にとどまっていてくれる感じがします。


が、内政問題となると、強い信仰心を持っている人と同じ眼になる。

その変わりようがとても不思議で、毎回、わざと変化球を投げてみてしまいます。


例えば、穏やかでのほほんとした感じの男の子が、「台湾が独立した国であると発言した、S・H・E(台湾のアイドルグループ)は許せません!僕は台湾と戦争になったら、絶対に兵隊に志願したい!」などと激昂したこともあったし、普段、おしゃれなモノをいかに手に入れるかばかり考えているように見える男の子が、中国の特色ある社会主義がどのような段階を経て、最終的にどこにたどりつくはずだという政治の授業のような内容を、非常に熱心に教えてくれたこともありました。(そこには私有財産はないのだから、おしゃれなモノをがんばって手に入れることに矛盾はないのか?って気もするんだけれど)




私が「新年早々、恭喜発財!と祝う世界でも有数の商売向きの人たちに、正直社会主義はキツくない?」と質問を投げると、先生は「中国人は確かに金儲けが好きだけれど、儲けたお金を独り占めしようとするわけではない。今のスターたちはみんな、稼いだお金で貧しい地域に学校をたてたり、基金を作って貧しい人のために役立てたりしてる。そういう形で社会に還元していけば、いつかみんなが同じように豊かになるでしょう?」といいます。



「でも、それハリウッドスターだってやってるよ」と私が言うと、「でもそれと私たちのは違います!!」と食い下がる。「資本主義の場合は、金儲けが他国への侵略に膨張していくわ。そうなると戦争が起こるじゃない」。まあ、そうなんですけど、冷戦構造下で社会主義の旗印のもとに、いくつもの紛争が起きたじゃないかと思うのだが、もう皆までいいません。


とにかく、彼ら/彼女たちの国(を動かす人たち)を支持する気持ちは、表面的なおしゃれさから想像できないくらい“熱い”し、民族の団結を願い、現在の制度の安定的持続を願う気持ちは、海より深いのです。


その感覚は、敗戦で「“お上”の言うことをうのみにする奴はバカだ」という認識が一般化し、さらに団塊世代の挫折で、すっかり政治的無関心が常態化した日本とは大違いで、また、同じ中国でももっと上の辛酸を舐めた世代がそういう話題を意識的に避けようとするのとも違う感じがします。


そこにはもちろん、国内が分裂し乱れ、再び他国の侵略を許すようなことは、何があっても避けなければならない。という歴史の教訓もあるのでしょうが(私が中国人でもそう思う)、その明らかに理詰めでくる感じ、やはり教育の成果なのかなという気がします。



実戦経験がなければないほど、理屈は頭に入りやすいわけで、また、幼いころから暗記モノに慣らされてきた80后ゆえに、意外なほどそれが定着して、彼らを愛国者たらしめているのかも。





しかし。

腰が痛い。椅子に座るのが苦痛なくらいだ。
プリ子の体重増加が著しいせいか。長時間パソコンの前に座りすぎ?

次回はちゃんと真面目に、ヨガやらなきゃ。




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コメント


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ろば子さんは奥が深い

私、中国人の友達が北京に一人しかいなくて(しょっちゅう会うのは日本人ばかり)、毎日うちにいるので、中国人とゆっくり話すこともありません。80后なんて話したこともない。私みたいに長く滞在していても、働いている人や駐在員の奥さんのほうがよっぽど中国を知っていると思うことがあります。「あきらめない太太の会」なんて意気込まなくても、十分充実しているように私には見えますが。

みどり | URL | 2009-12-22 (Tue) 10:19 [編集 ]


時代も変わりました

ロバ子さん、こんにちは!初めてコメントします。
私は今から10年ほど前に中国留学していて、今は北京駐在の身です。
10年前の若者は(まあ、当時は私自身も若者でしたが)、私が日本人だと分かるとすぐに戦争問題をぶつけてきて、更に言うとその問題を語る時の目には「強い信仰心」どころか、「憎しみ」が宿っていました。旅行中に火車で戦争責任について詰問され、周りを取り囲まれたこともあったなあ~。
今は教育の影響かなと思いますが、大分「現代の日本」に対する論調が柔らかくなってきましたよね。
時代も変わったなあと思って、思わずコメントしてしまいました!

Rico | URL | 2009-12-22 (Tue) 22:12 [編集 ]


Re: ろば子さんは奥が深い

師匠!

コメントありがとうございます!

たぶん、期間限定だと思っているから、走り回ってしまうんでしょうね。
茫漠とした大き過ぎてつかみどころが皆目見当がつかない中国を、なんとかつかんでみたいと思う、象の上の蟻のようなものです。

そういう意味では、バックパッカーの好奇心と大差ないのかもしれません。
やっぱり、ここで生きていくと覚悟を決めている人たちには、見えるものにしても、足元にも及ばないとおもいます。

ろば子 | URL | 2009-12-23 (Wed) 02:27 [編集 ]


Re: 時代も変わりました

Ricoさま

やっぱり対日観は若干和らいできているんですね?
それも教育とか、日本サブカル文化の影響なんでしょうかね。

それにしても、長距離列車でぐるりと中国人に取り囲まれて責められたら、正直怖いですねえー。一対一のタクシーでも震えあがりますもん。

実は私自身は、やはり上の世代が引き起こしたこととはいえ、その孫にあたるわけで、基本責められたら謝ることにしているのですが、どうすればいいのか、ほんと、考えさせられますね。

ろば子 | URL | 2009-12-23 (Wed) 02:33 [編集 ]


 

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