北京の器【ブログ】

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少子化は魔女の呪い

北京、現在の気温マイナス6度です…。

寒いと聞いていましたが、こんなに寒いと思いませんでした。
ろば子in北京、初めての冬。


こんなに寒いと、子供は休みの日も一日家の中だったりして、何かと子育てには不便な気候であります。



が、

その分、中国は、子育てするものに優しい社会。
制度や法律が優しいわけではありません。教育制度などむしろ欠点だらけだし、だいたい一人っ子政策だし。

優しいのは人の目。人の心。
むしろ制度が穴だらけだからこそ、人の心でそれを補っている感じすらします。


例えば、本日高級中華にてランチ!だったわたくしですが、中国ではどんな高級店でも赤ちゃん連れの入場を断られたりしません。

むしろ、店員さんが遊んでくれる。
こっちの若い人は男性も女性もなぜかすごく子供好き。
20歳そこそこの若い男性が、かいがいしく子供の世話を焼いてくれたりすると、感謝を通り越して感動すらしてしまいます。

道でベビーカーを押していれば、バリアフリーなんてまだまだな社会ですから、通りの向こうにわたる地下通路になんぞもちろんエレベーターがあるはずもないのですが、今日は通りを渡り終えるまでに、計4人の老若男女が次々と手を貸してくれ、一緒にベビーカーを持ち上げてくれました。

バスや地下鉄では、すぐに席を譲られ、この間は雨の中帰宅ラッシュ時に赤ちゃんを抱いてタクシーを待っていたら、私より先にタクシーを捕まえた若者二人が、わざわざ車をゆずってくれました。

その辺を歩いていれば、どんな赤ちゃんでもスターですか?というほど知らない人にちやほやされ、「かわいい」だの「賢い」だの「色が白い」だの言われ、みんな「子供が2人もいるなんて、ほんと、いいわねー」と言って去ってゆく。

さらには、「二人も自分で育ててるの?えらいわね~、大変でしょう?」と感心されたりもするのだが、すいません。
日本ではみんなあたりまえにやってることです。



ここにいると、子供を持っていることはとてもラッキーなことで、子供が少々騒いだりするのは当然のことなのだから気にしなさんなというプラスのメッセージをたくさんもらいます。そして社会の共通理解として、子育てはとても大変だということがある。それが、どれだけ子育てするものの励みになるか、たぶん、「こども手当」なんかもらうよりずっと支えになるのです。


反対に、日本に帰ると、些細なことでいつも神経をとがらせていなくてはいけません。
日本社会は「人に迷惑をかける」ということを極端に恐れる社会。

でも、子供は「人に迷惑をかける」存在だからこそ大人ではないのに、「しつけがなっていない」という批判となって大人の方に返ってきます。疲れる。

   
   ■   ■   ■


以下、子連れで緊張を強いられる日本的場面。


・日本帰国の飛行機で隣が出張帰りのサラリーマンオヤジ。(露骨に嫌な顔をされる。めちゃくちゃ気を遣う)

・タクシーに乗り込む際、子供の靴が汚れている。(ひいっ!カバーに泥がっ!!)

・新しく引っ越したマンションで下に住むのが一人暮らしのおばあさん。(子供の足音がうるさくて眠れない?)

・たまたま友人がさそってくれたカフェがムーディー。(ソファーなんて無理!子供が跳ねる!)

・子供が公園でほかの子のおもちゃを使って遊びたがる(お願い…うちから持ってきたので遊んで)

・夜の10時に子連れで地下鉄(やっちまった)

・混んでるスーパーでバギー(だめだ、前に進めない…商品に手が届かない…逆走できない)

・雨の日の送り迎え(車の路駐、なんであんなに厳しいの?)

・図書館、病院の待合室、駅のホームで子供ギャン泣き(私が泣きたい)

・映画の途中でまさかのおしっこ(端に座ればよかった)


番外編
・妊婦なのに朝のラッシュでつぶれそうになる。目の前で座っているサラリーマンは寝たふり(もう、会社辞めたい)

・妊婦なのに産む病院がない(もう、馬小屋で産もうかな…)


   ■   ■   ■


ちなみに、中国の国内線の飛行機に乗った際、子連れの団体客がいたのですが、シートベルトサインがついていても飛行機の中を走り回っていました。しかも、大胆にもビジネスクラスの方にまで…。

知らないおじさんが読んでいる本をのぞきこんだり(最初はそのおじさんがずっと男の子をかまってやっていたので、親だと思っていたら赤の他人だった)、飛行機の座席で跳ねたりしていましたが、客室乗務員も笑顔でその様子を眺めてました…。まわりの子供のいない客も、気にせず音楽聴いたりPC見たり。

中国人はおおらかです。はい。



私が子供のころ、夫は育児にみじんも協力せず、両方の両親が遠方という条件下で3人の子供を育てていた母は、よく私たちに「大人になってもあんたたちは子供なんて産むな。子どもなんて産んだって損するばっかりだ。そうして女が誰も子供を産まなくなればいいんだ」とつぶやいていました。


その呪いの言葉は、見事威力を発揮し、日本は少子化社会になってしまいました。
きっとあの頃、大勢の魔女たちが、自分の娘に、そうやって呪いをかけたのに違いありません。


黒船が来航したころの日本人は、老いも若きも子供好きで、自分の子だけでなく他人の子供も可愛がっていると、日本を訪れた西洋人が書き残しているそうです。きっと、今の中国人みたいな感じだったんだろうな。

歴史の時計は元には巻き戻せず、緩いものを締めるのは法律などで縛ればいいから簡単でも、締まったものを緩めるにはレボリューションが必要なわけで、誰か必笑団子剣(「ぜんまいざむらい」より)でも繰り出してくれないかなー、なんて思っちゃったりして。




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コメント


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つい「うんうん!」と・・・^^

はじめまして!
二年生娘、年長息子の二児の母ですv-22


すっごい、つい「うんうん!」と
頷きながら読みました~v-256

ワタクシ、心の中で自分の事を
「自称・少子化を語らせたら日本一な女」
だと思っているのですが^^
全く持って、ろば子さんと同じ事を
思ってますよ☆

私は、他の国の子育て事情を
肌で感じたことはありませんがそれでも!

今の日本が、
子育てに、子どもにいかに冷たい国かって
体感しながら育ててきました!

私としては、
別に、階段でベビーカーを持って上がる時に
一緒に持ち上げてほしいとか、
そういう手助けは、あまり望んでないのですが。

ろば子さんがおっしゃっているように、
ほんのちょっとでも
子どもが声をあげようものなら、
周囲の突き刺さるような視線・・・

「母親、黙らせろよ!っていうか、子ども邪魔だろ!」

オーラ全開な視線・・・



ほんと、何より、母親の心を痛めつけますよね!


「魔女の呪い」

うちの母も同じようなこと言ってましたよ~

少子化というか、「女」についてですが。


「ちょっと前まで女は
 男に散々、我慢させられ、理不尽な思いを
 させられてきたから、
 今の若い女性達が、その逆襲をしているんだ」と
 。。。v-222


魔女の呪いと、逆襲を解かないと、
少子化は終わりそうにないですよねv-218

ほんと、子育て手当てだけでは、解けない
問題でしょうね・・・


(長々すみませんでした!)

ハッピークローバー | URL | 2009-12-16 (Wed) 00:55 [編集 ]


前コメントを送信したら、このエントリーが。
そうよね、全く以て同意します。

小学校の近くの住人が、「子供が校庭で遊ぶ声がうるさい」って小学校に文句言うらしいからね、日本では。

絶対おかしいよ、今の日本!!

dayko | URL | 2009-12-16 (Wed) 10:41 [編集 ]


Re: つい「うんうん!」と・・・^^

ハッピークローバーさま

コメントありがとうございます!

同じようなことを考えている人がいてくださって、本当にうれしいですv-411
日本人は少子化大変、大変といいつつ、子供は邪魔だと思っている。
少子化問題は国全体にかかわることなのに、女性問題に矮小化されていて、本当は男性諸君はほとんどの人が自らの問題だと思っていないのでは?と思います。


魔女の呪いと逆襲を解かないと、少子化は終わらない←まったくです!

私自身は呪いから逃れ、子供を持ったわけですが、この呪いを解くためにいったいどうすればいいのか。自分ができることは何か、ブログを通じて考えていきたいと思います。

ハッピークローバーさんも、何か思うところがあれば、是非また、こちらで発信していただければ幸いです!

ろば子 | URL | 2009-12-16 (Wed) 17:13 [編集 ]


 

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