北京の器【ブログ】

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よい運転手

今日の私は機嫌がよい。



午前中から望京の南湖市場まで足を延ばし、いつぞやダウンを作ってくれたダウン屋のおばちゃんに挨拶し、市場の前の屋台で立ち食いをし、気合いを入れて買い物をしました。

市場から出たところでタクシーを拾うと、運転席から転げ落ちそうな見事な体躯の初老の運転手。
行先を告げると、開口一番「今日はツイてるなあ」。

「いまちょうど空港にお客を送って帰ってきたところなんだよ。そしたらまた遠距離だろ、ツイてるなあ」。


ゴマ塩頭を、自分の分厚い掌でなでまわしながら、人懐っこそうな笑みを浮かべて振り返ります。
荷物が多いので後部座席に座っていたのですが、私もこうなるとおしゃべりしたくなる方。

「お客さん、韓国人?」
「よく言われるんだけど日本人だよ」
「へえ~、顔もそうだけど雰囲気も韓国人っぽいね」
「自分でもあんまり日本人ぽくないって思う。祖先はきっと朝鮮半島から渡ってきたんだと思うわ」


おじさん、絶え間なく話をしながらもリズミカルにスムーズに最短距離を走っていきます。
私はおじさんのR化はきついけど、ゆったりとしたおおらかな話し口調に、「ああ!これがきっと、古き良き北京のタクシー運転手ってやつだ」と思ったのでした。


私が雪の日に乗った、道に不慣れな農村からきたばかりのドライバーの話をしたら、「でも、北京の戸籍持ってるんだろ?そうじゃなきゃ運転手にはなれない。だったら、運転に慣れてなかっただけじゃないのか?」との見立て。そうかもしれないけど、どう聞いても北方なまりじゃなかったんだよな~。(その話はコチラ)ひょっとしたら北京郊外の田舎出身なのかも。(北京は広く車で4時間走っても北京から出られないこともある。詳しくはコチラ


ともあれ、おじさん、自分の免許プレートを指さしていいます。
「そいつ20番台だったろ?だったら道を知らないってこともあるかもな。俺はほら10番台だから」


北京のタクシー運転手にはタクシーの許可をとった順に番号が付与されているのですが、最近参入した人は26~28ではじまる6桁の数字。古株の人は1~で始まる数字がついています。おじさんその中でもかなり前の方の12番台。
言わば大ベテラン。


中国が大好きだというおじさんは、いかに中国人の男(特に北京の男)が義侠心にあふれているかを力説し、いかに中華料理がすぐれているかを説明し(が、自分では作れないらしい)、今の中国がどんなに経済発展したかを語り、ぽつりと「ここまで来るのは楽じゃなかったよ」と言ったのでした。




ところで、おじさんには、子供が娘が二人いて一人はすでに結婚したらしい。
「私も娘がいるよ。9カ月だけどね」というと、
「いくつで結婚したんだい?今、25、6才だろ?」
と聞くではありませんか!!
私が「ありえない、ありえない。●才だよぉ」と実年齢を暴露すると、「ほんとに?25、6にしか見えねえよ」と念押し。





そうなの。

だから今日の私は機嫌がよいの。



営業トークだってわかってるの。
でも微妙な年頃の女は、それでも天に昇るほどうれしいのよ。
化粧品売り場で欲しくもない化粧品買うのって、たいてい「若い」って誉められた時なのよー。



北京の運転手、万歳ー!!

今までの偏見は全部帳消しってことで。



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