北京の器【ブログ】

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私ができること

こじゃるが家庭内で家出をしております。


というか、2週間くらい前から秘密基地づくりにハマり、家のあちらこちらに基地を作っているのです。
現在は4回目の引っ越しを終え、主寝室の窓際にそれはあります。

椅子を柱に、毛布を天蓋にしただけの代物なんですけどね。
そこに、ありとあらゆるがらくたの山を持ち込み、周辺にぐるぐる紐のトラップを仕掛けたりして、ジャングルに潜む残党兵のようです。


今日は家に寝袋があるのを発見し狂喜。

さっそくそれにくるまって寝ています。



もちろん、基地の中で


私も最初は、一応風邪をひくからちゃんとベッドで寝なさい、と言っていたんですが、あまりに頑固に言い張るので、最近は勝手にさせることにしました。


こじゃると私との間はいつもこういうやりとりで、私が優等生的規範を彼に押しつけようとし、彼が激しく抵抗するという形。


たとえば、よく、彼の反発を食うのが、「恥ずかしいよ。やめなさい」という言い方。
自分のメンツは気にするが、人の目は気にしないこじゃるは、恥ずかしいからやめなければいけないという理屈がわからない。

これを一言いうと、なぜ恥ずかしいのか、なぜ恥ずかしいとやめなくてはいけないのかを延々説明させられるが、私とて聞かれているうちになんで恥ずかしいのか、なんで恥ずかしいとやめなくてはいけないのか分からなくなってしまい逆切れ。完全に自分の子供に敗北してしまうのです。


あと、「あのおじさんが怖い顔で見てるよ」という大人の常套句もダメ。
昨日などは、入ったレストランで、靴に入った雪の塊を靴を脱いで床に撒き散らしていたこじゃるに、私は「迷惑でしょ?」「ほら、店員さんがイヤな顔しているよ」などと、なんとかやめさせようと色々言ってみたのだが、彼は一言「中国人がそんなこと気にするわけないじゃん!」。
イヤな顔をしたウエイトレスに笑顔で手を振ってみせます。


うむ。
やるな。


ことほどさように、私の理屈はこじゃるには通用せず、でもよくよく考えてみると、彼の方が道理が通っていることも多く、なんで5歳なのに自分の中でこんなに価値観が定まっているのか不思議なくらいです。


たぶん、私の理屈は私自身が納得して言っているわけではなく、日本社会のあ・うんの呼吸から生まれた「空気読めよ!」的感覚に基づく判断だから、原理原則=思想がないんでしょうね。

そこをこじゃるはよく見抜いている。


その点かれは中国育ち。
物事を自分個人の原理原則に基づいて判断する思考方法が早くも身についています。
まったく空気読もうとしないし。(それを日本ではジコチューというけれども)

ただ、日本社会に帰った時が厳しいだろうなという老婆心で、ついくどくどどうでもいいことをいってしまうのです。本当は私だってどうでもいいと思っているはずなのに。


なんて、以前当ブログでもご紹介しました『これが日本人だ!』(王志強著、小林さゆり訳)の受け売りです。あはは。



というわけで、私も親なんだししつけらしいこともちゃんとしなきゃとやみくもに声を張り上げる日々なのですが、子供のころ、優等生のフリをするのがやたら上手かった人間の言うことなんて碌でもないから、やっぱり彼が反発するのは末頼もしいなあと考えていたりして。


だから、私がやってあげられることはほんの少し。

ご飯や着るものを用意して、幼稚園の宿題を傍から覗いて。
あ、明日は社会見学なので、いつもより1時間早く幼稚園に送っていかなきゃ。

って、そんな些細なことだけなのです。



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コメント


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子育てって、ホント「してあげる」ものではなく、「させてもらう」ものなのだなぁ、と思います。ついつい「あんたのためを思って!」と口煩くなる事は、大抵親の見栄や都合が絡んでますしね。
どなたかが、育児は猫を見習えと。食べさせて、外敵から守って、最低限の生きる術を教えたら「サヨナラ」だそうです。
そうそう、「人生足別離」の詩も同じ本に載っていました。読書好きのロバ子さんにお伝えするのが憚られるほど、奥行きのない本ですが(著者に失礼?)、「日本人と驚きの中国人」という本です。専業主婦として中国社会に触れているので、お仕事絡みで中国をみるとどう感じるのだろう、と興味があって手にしましたが、う~ん、目新しい発見は特にありませんでした。
今度是非「これが日本人だ」を読んでみたいと思います。

オルバ | URL | 2009-11-12 (Thu) 10:45 [編集 ]


受け売り歓迎!

『これが日本人だ!』、度々のご紹介ありがとうございます。
受け売り大歓迎です!^^

それにしても、

> 彼は一言「中国人がそんなこと気にするわけないじゃん!」。

これはすごい!! 皮膚感覚としてもう掴んでいるわけですね。中国人の生態を。将来が楽しみですね~~~!!!

しゃおりん | URL | 2009-11-12 (Thu) 17:52 [編集 ]


オルバさま

ほんと、猫のように子育てしたいものです。
私は変に人間っぽく、構わなくていいところでかまい、構わなければいけないところで構えないようです。
修行、修行。

『これが日本人だ!』是非是非読んでみてください!
時に、何を~と思ったり、なるほど~と唸ったり。ハッとする言葉満載です。


しゃおりんさま

ありがとうございます!
そうなんですよねー。
実際、ウエイトレスは全体的に顔が不機嫌そうな表情の人だったようです。息子の方が見る目が正しい!

しかし、彼は中国形式にすっかり慣れてしまい、日本に帰ったとき、大きな公園で知らない子に中国式に人懐っこく?遊ぼう!と話しかけて、みんなにどん引きされていました。もしかしたら、いつか大人になって自分で中国に戻ってくるかもしれません。中国人の方が分かりやすいと…。

ろば子 | URL | 2009-11-13 (Fri) 17:21 [編集 ]


あっ、私も優等生のフリ上手だった~。大人の喜ぶこと、先生の喜ぶこと、わかって演じてた記憶はあるなぁ。だからある程度の年になってから裏ふいずがいっぱい出てきてた(笑)。命を落とさないで良かった~~。

huizi | URL | 2009-11-13 (Fri) 23:28 [編集 ]


Re: タイトルなし

ふぃずさま

> あっ、私も優等生のフリ上手だった~。大人の喜ぶこと、先生の喜ぶこと、わかって演じてた記憶はあるなぁ。だからある程度の年になってから裏ふいずがいっぱい出てきてた(笑)。命を落とさないで良かった~~。

逆に言えば、空気が読めすぎちゃうんですよねー。大人だっていっぱいいっぱいの時(人)があるし、そうなるとかわいそうで合わせてあげたくなってしまう。それがつもりつもると自分が今度いっぱいいっぱいになるんですが。

私も、アジアの裏町とか中東の砂漠とかで命を落とさなくてよかったです。

ろば子 | URL | 2009-11-15 (Sun) 16:27 [編集 ]


 

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