北京の器【ブログ】

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北・大・荒

私の中国語の先生は、御歳22才と若いのでいろいろな現代用語を教えてくれます。

最近習ったのは、「北大荒」(ベイダーホアン)。
漂北、齢大、荒着の略らしいのですが、

すなわち、

北京の戸籍を持たず(外地人)、年齢が高く、独身である。

ということだそうで、日本でいえば一頃はやった「負け犬」のような言葉でしょうか。
ただ、負け犬の場合は、「仕事では成功しているんだけれどもね」という含みがあったのに対し、北大荒は、ただただ寒々とした響きがあるだけで、北京に夢を見てやってきた田舎出身の妙齢の娘さんたちにとって、恐ろしい未来の象徴となっているのだそう。



さて、幼稚園の送迎バスのアーイ(おばさんの敬称)も、目下娘(23歳)の婚活に必死です。

彼女は10年前に北京に出てきた外地人一家で、娘はなんとか北京の専門学校に進学。しかし、もちろん北京の戸籍があるわけでなく、かといって故郷に戻ったところで仕事があるわけでもなく、今後ずっと北京で生きていこうとしている彼女たち一家にとって、目下のところ最大かつ唯一の望みは、娘を北京人(北京戸籍を持つ人)に嫁がせること。


北京人でないといろいろと損をするようで、たとえば、

・就職機会の不平等。就職のチャンスが北京人に比べ少ない。特に北京市の公務員は無理。よい就職口は北京人の応募者から優先的に選ばれる。
・教育機会の不平等。基本的に自分の戸籍があるところで教育を受けなければならないので、教育内容のより優れた都会の学校に通えない。さらには大学受験の合格ラインも北京の受験生より高く設定されている。
・社会保障の不平等。たとえば、出産・子育て中の女性に対し医療保健や経済補てんを保障する生育保険は、北京の戸籍がないと北京で子供を産んでももらえない。経済房と呼ばれる行政が作った公団住宅のような安い物件にも正式な戸籍がないと入居申請ができないなど。


しかしながら、外地人が北京の戸籍を手に入れるというは本当に狭き門らしく、大学を卒業していればまだいろいろと就職を機に手だてがあるらしいのですが、学歴がなく、お金がない人間にとってはほとんど叶わぬ夢に等しいようです。

そうなると、もっとも安全で確実な方法は、北京の人と結婚するということになるわけ。
(配偶者は婚姻後何年かたち、北京に継続して住んでいれば戸籍をもらえるらしい)


そんなこんなで、アーイ、もっぱら娘の見合いのセッティングに余念がありません。

彼女の条件は、北京の戸籍を持っていること。
北京に(親と同居でない)自分の家を持っていること。
身長が娘より高いこと。

私が「そんなに急がなくても、まだ若いんだし」というと、
アーイ曰く「外地人の変な虫がついたら一貫の終わりよ!!まだ、なんにもないうちに、まとめたいのよ!」と鼻息も荒く。

先日さっそく一人のお見合い相手と会ったらしいのですが、聞いていた話と違い、家は親と同居だったらしく却下。
うちの弟が独身だと知るや、「中国人と結婚したくない?」と身を乗り出してきました。
弟は目下結婚の意思がないようだと言うと、少しがっかりしていましたが、「日本人で北京で働いていて独身の男性がいたら紹介してね!」とあくまで前向き。

そんな人がいたらまず、うちの妹に紹介しますってば。


よくよく聞くと娘さん、故郷にどうやら好きな人がいるらしいのですが、一家の将来を背負っているわけで自分の思いを貫けるはずもなく、親の言うとおり見合いを続けているのが、なんだか前時代的でけなげです。



ところでうちの妹ですが、外見は旬の過ぎた長澤まさみ、中身はオヤジですが、お見合いをしてみたいという人(独身でV6の岡田准一似優先)は、「管理人(私)だけに公開」で秘密コメント送ってください。

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コメント


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紹介したいのですが

>独身でV6の岡田准一似優先
うーん、私も紹介して欲しいかも(笑)

北京の生活、楽しんでらっしゃるようですね!

小檀 | URL | 2009-11-05 (Thu) 10:35 [編集 ]


コメントありがとうございます!

そうですよねー。
もうちょっとレベルを下げて、次元大介(ルパン三世の)でもいいらしいです。

基準がよくわかりませんね。

ろば子 | URL | 2009-11-05 (Thu) 13:29 [編集 ]


 

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