北京の器【ブログ】

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中古携帯電話番号

この国にはありとあらゆる偽物のたぐいが売っているのだが、携帯電話番号もまた要注意。


日本のように、番号を電話機につけて販売する方法と違い、中国では、番号と携帯電話は別々に売られます。(その方が世界標準みたいだが)
SIMカードという携帯電話番号がインプットされたカードを、携帯に差し込むと誰の電話からでも自分の番号でかけられるし、自分に所属する電話帳とか、メールとかも一緒にお引っ越しすることができます。

ですから、携帯電話をうっかりどこかに置き忘れなどしたら、もちろん戻ってこようはずがありません。
私も広州時代、タクシーの中に落としたことがありますが、それっきり戻ってはきませんでした。
それどころか、北京ではあまり聞きませんが、携帯電話を掏られたり、強引にもぎ取っていかれたりという犯罪もあります。


電話番号の方もお手軽に手に入ります。
後払い方式と呼ばれる、一か月ごと支払いの電話は、契約にパスポートなどが必要ですが、プリペイド形式ならば、そこらの売店で簡単に買うことができます。

が、これに思わぬ落とし穴が……。



北京に来てすぐに、通話料金が高くつく広州時代の電話番号をやめて、北京の電話番号に切り替えようと、電話番号を探していた私。

たまたま通りかかった近くの売店に、「携帯電話番号売ります」と書いてあったので、何気なく入り、その場で提示された番号の中から好きなのを選んで購入。

中国では、8とか6とかが縁起のいい数字とされるのですが、(8は発財、6は順利に通じるため)そこにはなんと8が二つも入った、ものすごく金運がアップしそうな番号が。

しかも、値段は50元で、30元の通話料がついてくるというじゃありませんか。

しめた!と思い、迷わずその番号を購入。
家に帰って、さっそくカードを入れ替え、知り合いに携帯電話番号が変わったことをお知らせするメールをだしました。


しばらくつかって、30元がなくなったため、100元のプリペイドカードを購入。電話案内に従って入金しようとしたところ、「その電話番号は存在しません」というようなアナウンスが……。


あわてて、購入した時のパケージを見てみると、有効期限が数か月前に切れているではありませんか!

急いで買った売店に走り、「このカード偽物よ!」とクレームすると、売店の少女はそんなはずはないと言い張り、やおら誰かに電話を入れました。
やってきたのは、腕に入れ墨の入ったこわそうなおじさん。


う、やばっ。

と思うも、震える声で「こ、これ有効期限切れてるんだけど、どういうこと?それに、よく見るとパッケージが古いし、誰かが使った痕跡もあるんだけど」と聞くと、入れ墨の男は澄ました顔で、「問題ない。中古だが、ちゃんと使える」といけしゃあしゃあと言います。

「ちゅ、中古!!」

やられた!通りで安いはずだ。

「でも、お金が入金できない」と抗議すると、男はうるさそうに「ちょっと待ってろ」といって、電話会社に電話をかけ始めました。

代われ、と目で合図されたので、電話に出ると、自称電話会社の人間が「この電話は期限がきれたあと、再開の手続きがされているので問題ありません」とのたまいます。

そのあと、入れ墨のおじさんが、「おれにプリペイドカードをかせ」というので渡すと、なんと、普通に入金することができるではないですか。


おじさん「あんた、中国語のアナウンス、何言ってるか分かんなかったんだろ?」と言われ、思わずコクコクとうなずいてしまう、小心者の私。

そのまま、すごすごと家に帰ったのでした。



ところが、その後使い続けるうちに、新たな問題が発覚。
あまり気にしていなかったのですが、毎日、5、6通のメールマガジンが配信されてくるということ。
いちいち消すのがウザイ。
というのもありますが、むしろ、携帯電話に100元入金しても、わずか2、3週間なくなってしまうというほうが問題。広州で使っていた携帯は、一度100元入金すれば1カ月半はもっていたのであるから、この毎日配信されるメルマガが金を食っているのではないかと。


ちなみにメルマガのラインナップは、

瑞丽(vivi)携帯用電子雑誌。
交通新聞
北京気象予報
農家百事
笑い話

などなど。

前のユーザーが購読していたんだろうけれど、ギャルファッション雑誌のviviと農家百事を併せ読むとは……一体何者なのかと想像しちゃいます。

ギャルにあこがれる農家の娘……?



さておき、viviはネットで確認したところ、月5元らしいのですが、契約するサイトはあっても、契約解除するサイトが見つからず。ほかのもしかり。

思うに、前のユーザーもそれが分かって電話番号を放棄したのにちがいありません。
私も放棄したいもん。


が、新しい番号になれば、また関係各所に連絡せねばならず、しばらくの混乱は避けられない。

まさに、安物買いの銭失い。



むう~~~
金運、上がるどころじゃなかった。


みなさま、くれぐれもやたら安い買い物にはお気をつけあそばせ。

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