北京の器【ブログ】

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私は中国人のこういうところが好きだ

やっと北京に戻りました。


お忘れですか?ろば子です。



なんだか体力の消耗が激しく、昨日は午後9時半に早々と就寝。
ブログってあれですね。一度書かなくなるとなかなか書き始めるのに体力が必要で…。
やはり継続は第二の天性なり、ですね。


今回は、中国在住になって以来3年、初めて日本から中国に戻るのがおっくうに感じ(いつもは一刻も早く中国に戻りたいと思っていた…)、私も柄にもなく異国生活に疲れていたんだ!!ということを発見。そんなこと言ったら、国際結婚の人とかどーすんのよ、という軟弱さなのですが、滞在3年、中国という国にはややこしいこともたくさんあり、ヤバイ地雷を踏まないような気配りとか、大勢の中で淘汰されないように気を張り続ける努力とか、まあ普通ならモリモリクリアできることが、いったん日本の軟弱な空気に触れると、再度気合いを入れるのにちょっと躊躇してしまうというか。

帰ってきたら、いつも通りの生活が始まったわけで、思いすごしなんでしょうけど。きっと。
でも昨日は中国語を聞くのが面倒で、テレビもつけませんでした。(そしたらフィギュアスケートのエキシビジョンがなんと、中国でも放映していたらしい!!ショック!!)


さて、そんな食傷モードを切り替えるべく、中国人っていいなあ、と思ったエピソードを一つ。


帰国の飛行機
今回は、私一人でプリ子とこじゃるを連れて帰ることになり、最初から少し緊張の搭乗。
赤ちゃん連れだというのに、エコノミーの一番前の席が取れなかったという幸先の悪いスタートだったのですが、案の定、シートベルトサインが消えないうちに前に座った女性がシートを倒してくる。


そうするとどういうことが起きるかと言うと、膝にのっけたプリ子の空間が確保されず、我々二人は押しつぶされるような感じで座ることになってしまうんですねえ。後ろの席は、やたらとでかい西洋人で、さらにパソコンを使っていてとてもじゃないが、我々のシートなんぞ倒せそうもない。


身動きとれないっちゅうの!!


この広い機内で、こんなに堂々とシートを倒しているのは、運が悪いことに私の前の席の女性だけ。


中国人だろうか…日本人だろうか…?


逡巡する私。だって、中国人だったら言えば「あ、そう」って感じで戻してくれるけど、日本人だとたぶんものすごく険悪なムードになる。それがいささか怖い。


そう思った私は、合法かつ卑怯な手段に訴えることに。
それは、プリ子けし掛け作戦。(別名:だって赤ちゃんなんだもの~ごめんなさ~い作戦)


なんてけしかけなくても、プリ子は目の前に降りてきたシートにご機嫌斜めなようで、怒ってぎゃあぎゃあいいながら足でけっている。
そしてなんと、クリフハンガーのように前のシートによじ登ると、前の女性の髪の毛をつかんだ!!


こ、こら、それはやりすぎよっ!


女性は、ものすごく怒った感じで、乱暴にシートを元の位置に戻しました。
悪いなあと思いつつ、笑いがとまらない私。
ああ、やっぱり前世は魔女だわ。


しばらく、私たちは平穏な時を過ごしたのですが、なんと食事がすむと再び、あのシートが倒れてくるじゃありませんか!!

プリ子は火がついたように泣きだし、前の女性は再度怒ったように乱暴にシートを元に戻しました。


なかなか手ごわし。
上等ね。そっちがそのつもりなら、こっちだって徹底的に戦うわよ!!


戦闘モードに入った私は、空姐(客室乗務員)を呼ぶことに。
すると同時に前の女性も空姐を呼び止め何か話し出すではありませんか。

空姐、くるりと私の方に向いて中国語で「前の女性が寝たいのでシートを倒していいかと聞いています」とのたまう。
私はムッとして「でも、シートを倒されたら、赤ちゃんと二人は座れない!」と抗議。
ところが空姐、こともあろうか高飛車に「前の方は寝たいんです!!仕方ないでしょう?!」と押してくる。

そうきたか。


こっちだって、一つの座席しか使ってないのに、1500元近く赤ちゃん用にお金を払っている。
私の権利はどうなるのさ!!と思うけれども、そんな時、双方の客を丸く収めるために「では、お客様、ファーストクラスの空いた席に」とならないのがCAなのです。


こういうとき、中国では自分でなんとかしなくてはならない。
業務上の気遣い(サービス)を中国の服務員に求めても無駄だ。

私はとっさに「じゃあ。前の女性と私の席を交換しましょう」と提案。
空姐はしぶっていたけれど私が「じゃ、交換交換」と立ち上がると、前の女性(やはり中国人の20台後半くらいの女性だった)もすっと立ち上がり、席を入れ替わってくれました。


ふう。


結局、後ろの西洋人が倒させてくれなかったのか、お姉さん、席を替ってもシートを倒せず、眠れなかったよう。ご愁傷様。


で、降りる段階になって、私はなんだか申し訳ない気持ちになってきて、「さっきは、ごめんなさいね」と声をかけたところ、怒っているはずだったお姉さんは全然気にしていない様子で「いいの、いいの。きっと赤ちゃん、気圧で耳が痛かったのよね」と言いました。


え?

気圧?




そう…。お姉さんは、シートを倒されて私たちがムッとしていたなんて思ってもおらず、本人も私たちの失礼な行為を気にも留めず、ましてや別に怒ってなどおらず、ただ、静かに寝ようとしていただけだったのです。(だから席代わってからシート倒してなかったのかも…)


その後、彼女とは空港の荷物受取でも一緒になり、わざわざ荷物カートを持ってきてくれ、とても親切ないい人だったということが判明。


日本人は、口に出さずにモヤモヤと心の中で妄想を繰り広げるから、よく勝手に怒りの一人相撲をとってしまう。
その点、中国人(とひとくくりにしていいものかどうかということは置いておいて)は往往にしてそういう裏表がない。小さいことにいちいち目くじら立てない。


私は、中国人のこういう性格が好きだなあと思う。
振り返ってみれば、私の器が小さすぎるということなんだけれど、ね。



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コメント


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中国人ってちょっとガサツだったりするから「怒ってんの?」と思うと全然そんなんではなく、こっちの気にしすぎのことが多いです。
で、子供連れや妊婦さんにはすごく親切ですよね。

小檀 | URL | 2010-03-30 (Tue) 17:51 [編集 ]


Re: タイトルなし

小檀さま

そう。怒ってるの?という勘違いで、今まで何度自分が怒ったことか…。
この意識ギャップに気がつくと、中国人との付き合いがすごく楽になりますよね^^

ほんと、子連れにはとても優しいです。
なんでも大目に見てくれます。

ろば子 | URL | 2010-03-31 (Wed) 06:15 [編集 ]


 

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