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中国人の給料

うちに週末遊びに来ていたU君から、興味深い話を聞きました。

それは給料にまつわるお話。


以前から、中国人の給料って、基準がどこにあるんだか全然わからないよなあと思っていたのですが、今回U君の話を聞いてなるほどなと思った次第。



U君はおよそ1年半前に、ほぼ新卒として今の会社に入社しているのですが、その時U君と同じ学校、同じ専攻から他にも3人が同じ年に前後して同社に入社しました。同社は日本企業向けのシステムを開発する会社で、U君も他の3人も同じプログラマーとしてスタート。

ところが、入社して間もなく、金融危機のあおりをうけて、日本企業からのプロジェクト受注ががっくりと減り、同社は従業員の25%を解雇するという大胆な対策に出ます。

そこで真っ先に解雇対象になったのは、4人の同期生のうちのたった一人の女性。
彼女はそのまま同じビルの中にある同じ業種の会社に転職していきます。


それから1年。
同社は再び業績が上向きになり、仕事の受注も伸び始めているとのこと。
最近は昇給もあったというのですが、そこでU君はめでたく昨年比1000元アップの7000元/月という給料を得ます。(1元=13円)

昇給に際しては、プロジェクトマネージャーの査定と、部長による人事面接(直接交渉)の結果が反映されるということで、もともと人づきあいのとてもうまいU君は、日頃から両者とよい関係を築いており、さらに日々の努力を怠らず日本語能力試験の1級に合格したこともあってこの金額になったとか。

部長からの昇給提示は500元だったのを、「ならば辞めます」といって1000元に引き上げさせた交渉術も見事です。職責もプログラマーからブリッジSEを経て、現在はプロジェクトリーダーとして下を育てる業務にも携わっているとか。なかなかの出世道じゃありませんか。


ところで、同社に残ったほかの二人の給料が現在どうなのかというと、仮にA君、B君とすると、A君は500元昇給の4000元、B君は昇給なしの3000元だというのです。同じ仕事をしていて、倍も違うって日本では考えられません。

さらには三人とも同じような専門分野を勉強し、同じ学校を卒業しているというのにです。
B君は、どちらかというと内向的でプロジェクトマネージャーとの関係がよくないとのこと。
すでに転職を考えていると話していました。
先に転職した女性の会社は、とても業績が良いようで彼女も前に比べてずっと給料があがったそうです。



で、U君がその会社でこれからもがんばっていこうと考えているかというとそうではなく、なんとすでに別の会社の面接を受け、給料月額1万元の提示を受けているとのこと。

U君の言い分では、今の会社の部長の給料は1万6000元だが、部長になるまで何年もかかるから、それならもっと早く給料が上がる別の会社に転職したいと言うわけ。


入社して、たった1年半ですよ?


中国と日本では雇用の形態が全く違う。
それは中国人と日本人の考え方の違いにも似ていて、雇用は多分に流動的で一年もせずに転職するのもざらだし、新卒より経験のある方が給料も高いし、その分、競争も激しく給与格差も露骨。各方面での努力がものすごく給与に反映されてしまいます。


果たして、日本人は、同期と倍の給与格差が平気で付くという、こういうモデルの中でやっていけるんだろうか?
と思ったりもするけれど、案外この方が気軽に転職できて楽かも…などと想像したりして。


今や、年齢的、性別的、子ありというハンデを背負って、再就職絶望的な身としては。



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| | 2010-03-18 (Thu) 17:26 [編集 ]


 

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