北京の器【ブログ】

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胃の保守化はいつ始まるか

最近、久しぶりに会う人すべてに、挨拶のように「太ったね」と言われているらしいろば夫。


確かに。
その腹は、私の妊娠5カ月時よりでかいと思う。

何がつまっているかというと、もっぱら宴会のごちそうであり、ビールであり、夜食で食べた私たちの食べ残しです。
昨日などは、夜会食があったにもかかわらず、深夜に帰ってきて、残りものの茄子と鶏の揚げびたし(しかも油たっぷり)をぺろりと平らげていました。

一時期は、「夜はもう食べないから、残しておかなくていい」と言っていたのですが、仕事が忙しくて食いっぱぐれることもあるようで、かわいそうに思ってご飯をろば夫の分まで残しておいたら、深夜2時ごろの夜食が習慣になってしまい、運動はしないわ、夜食べるわで、太る太る。

簡単に〝神の領域〟を超えていきました。


そして、今朝、それに追い打ちをかけるように、朝ごはんにご飯とマーボ豆腐(っていうか肉豆腐炒め)を出す私。

だって、昨日のがまだ残ってたんだもーん。
それに、これはろば夫の大好物。
肉汁ごと一緒にご飯にかけて食べるのが、カニすきやしゃぶしゃぶなんかよりずっと好き。

「なんで朝から出すんだよ~」と半泣きながら、「うま~」といってガツガツ食べてました。


私、鬼?


なんでろば夫がひき肉ごはんが好きなのかというと、子供の頃にしょっちゅうお母さんが作ってくれたから。
三つ子の魂百までというか、大人になってから、いくらおいしすぎる広東料理の高級店に行こうと、北京の宮廷料理を食べようと、やはり、一番好きなものは子供の頃食べつけた物だったりするんですな。


私はというと、牢屋に入れられて毎日同じメニューしか食べられないとしたら、迷わず「お茶漬け」を選ぶ。
梅干し(それも、いわゆる南高梅じゃなくて、家庭で漬けたしょっぱいやつ)が付くならなお良い。

小さい頃、普通のご飯でお茶漬けなんてもったいないからダメだと言われ、冷ご飯があるとお茶漬けにできるからと、率先してそれを食べていました。なんで好きなのか分からないけれど、食べるなと言われるとむしょうに食べたくなる子供心理だったのでしょうか。



大人になってから、好きになったものはたくさんあって、たとえば香草なんかは、アジアをさまよっていたバックパッカー時代に好きになり、それ以来ずっと好き。

中国に来てからは、四川料理が好きになり、初めの頃はいわゆる山椒のしびれるような辛さが受け入れられず、箸が止まっていたものだけれど、しまいには、坦々麺の辛くないやつなんて食べたくないと思うようになりました。

羊肉も、もともと嫌いではなかったものの、こっちにきて新疆料理を食べるうちに病みつきに。
羊の骨付き肉の焼いたやつとか、うまいのなんのって。

広州時代に飲んでいた、薬材スープも最初のうちは「うっ」と思っていたけれど、飲みつけるとうまい。
魚(しかも骨だらけのがほとんどまるごと入っている)とパパイヤのスープとかね。
ウコッケイと人参のスープとかね。
日本人からみると、どうなの?っていうスープでも、しょっちゅう飲んでいるとうまいと思えてくるのが不思議。




ところが、ある程度の年齢に達すると、新しいものが受け付けられなくなるとか。
新しい音楽とか、新しいファッションとかもそうなんだけれど、新しい味はダイレクトに体にくるから、拒絶反応も激しい。


正月にうちに来た妹は、さっそく新疆料理の羊の油にあたって一晩うなされてたし。
私も最近は、食べ付けない油はお腹にくるので用心するようになりました。
味がどうこうっていうわけではなく、体が拒否反応。


そんなとき食べたいのは、もう、梅茶漬けだけ。
梅ぼしが、毒を分解してくれる気さえします。


ああ、どんなに気持ちが若くても、胃は勝手に保守化していく。
そうしていつか、慣れない土地での暮らしを、つらいと思うようになっていくのでしょう。



そうなる前に、まだまだ住んでみたい土地も食べてみたいその土地の食べ物もたくさんあるのですが。



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