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紅楼夢パート2

いかん。
年末年始で忙しいのに、紅楼夢にハマリ始めました。
(ということで、何もかにも滞っている)


私、オタクの遺伝子がどこかにあるらしく、ハマリはじめると寝食を忘れてしまいます。プリ子妊娠中は、起きてる時間の大半を中国ドラマに費やしていた時期もありました。

毎日、朝の4時までパソコンでドラマ見る。ちょっと寝る。子供と夫送り出す。また寝る。起きてドラマ。昼飯食べながらドラマ…みたいな。
完璧なるダメ人間。
おかげで、清朝の歴史に微妙に詳しくなったけど。


今は、プリ子がいる以上、何かにハマってはいけないので、中毒性が強そうなネットゲームなどには触れないようにしてます。ドラマも、あくまで語学の勉強として、一日一話だけ…と思っていたのだけれど、旧版・ドラマ紅楼夢


舅に犯されて嫁が自殺するあたりから(←見たくなるでしょ?)、かなり面白くなってきてしまいました。
やはり日本語字幕は、中国人の日本語学習者がつけたようで、明らかに訳がおかしく、たとえば、○姐と呼んでいるのを、そのまま「○お姉ちゃん(発話者は男性)」と訳していたり、○妹妹は「○ちゃん」だし、なんか微妙なんですが。

主人公の林黛玉(女)が同じく主人公の贾宝玉(男)に向かって「什么臭男人拿过的东西,我不要了」というセリフなんて、「臭い男のものなんていりません」となっていました。

臭い男って…ワキガ?


そんなこんなで、日本語と中国語を行ったり来たりなのだけれど、それでもうかがえる下世話さがスキ。

たとえば、主な登場人物で、気風のいい姉御肌、王熙凤の側近侍女平儿は夫の妾。
なのに、すごく信頼している懐刀でもある。そして夜は女二人で一緒に同じベッドに寝る。ってどーよ!

ちゃんと、王熙凤と旦那がイチャついているのを、平儿が面白くなさげに見ていたりするシーンもあります。
や~~ん、嫉妬?ってどっちに??


とまあ、いちいちツボにハマるのです。



そんな中、先日、春以降(この間は春節と書きましたが、5月という噂もあり、まだ定まっていない様子です)放映予定の新版紅楼夢の予告編4バージョンが公開され、さっそく紅迷たちの間でものすごい賛否両論を巻き起こしています。

なんせ、投資額1.18億元(日本円で15.34億円)という中国テレビドラマ市場最高額をたたき出したこの作品。(ちなみに放映権は一話約200万元らしい)2006年からのなが~い配役オーディションの効果もあり、注目が集まるのも当然といえば当然です。


で、どんな両論賛否かというと、

:美術がすばらしい。食器から囲碁にいたるまで小道具にかなりの高級感(実際骨董品を使っているらしい)。若い(素人の)役者たちがフレッシュ。
:登場人物の口調が現代っぽすぎる。落ちぶれる様が怖い。恐怖映画みたい。髪型が変。

などなど。
一応。29日付広州日報では、賛:否は2:1だと書かれていましたが、私の見る限りネットの書き込みは否がちょっと多いかも。


がしかし、個人的には結構期待しています。
特に色づかいや小物使い、衣装などが耽美の一言。
屋敷のセットはサッカー場と同じくらいの広さがあるらしく、それだけでも見る価値があると思う。

また、脚本家には多数の「80後」の若手を起用しており、青春群像ものとして新たな息吹を与えられていると思うと、それも楽しみ。


心配なのは、主役の二人。
二人ともオーディションで選ばれたダンス出身者=素人で、女性の方はなぜか、オーディションの時はやせていたらしいのに、画面で見る限りかなりふくよか。

男性の方は、未知数過ぎてなんとも言えない。
ただ、湖南衛視が放映する予定の「黛玉传」で贾宝玉を演じる马天宇や、新版のオーディションにいいところまで残っていたのに、映画「梅蘭芳」に出演(梅蘭芳の少年時代)するために降りた余少群と比べると、なんか色気が足りない気がしちゃうのだが、どう出るか。


ちなみに、余少群はこの贾宝玉という役柄に相当思い入れがあったらしいので残念。映画「梅蘭芳」ではこの役者だけがかなり素敵だったような気がする。主役の黎明も相手役の章子怡も私的にはふ~ん、って感じでした。章子怡ってさー、基本娘役顔なのよっ!!

※映画について語ると別モノになっちゃうため、当ブログでは取り扱わない方針なのでこの辺にしとく。ちなみにグルメもやらない。こちらは味覚に自信がないため。




なんて、ハマってるじゃないか、私!!


いかん!!
あと数日で2010年だと言うのに、何もやってない!

というわけでいろいろやらねばならないので、年内ブログは今日で閉店。



みなさん、ブログ見てくださってありがとうございました。
個人的にご連絡をくださる方々、満足に対応できずごめんなさい。
来年もよろしくお願いします。

よいお年をー!!



さ~て、ゆっくり紅楼夢みよっと♪



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それほどまでにオススメならば。

別々の人に、何度か同じことを勧められると、3回目あたりに年貢の納め時が来たような気がして、ならばやるか。と腰をあげることがあります。


最近、その3度目が来たのが「紅楼夢」のドラマ版。


古くは、2007年8月ごろ、私が初めて中国語を習った家庭教師の先生(28歳女性)が、「非常非常好!」(当時はこれくらいしか意志の疎通ができなかった)と興奮した面持ちで話していたのが最初。

半分筆談ながら、「見るなら昔のやつにしなさい。最近もいくつもの紅楼夢のドラマが作られているけれど、これに勝る作品はない!!」と言っていたのを、「はあ…」とポカンとしながら聞いていたのでした。

紅楼夢という名前は知っていたけれど、中身が恋愛ものだということ以外は何も知らず、そんな名前のラブホテルが地元にあったなーなどと思うだけで、その頃、毎日bpmfの繰り返しだった私には遠い話のようでした。



その後、友達になった中国人ママも「紅楼夢なら80年代のドラマよ!!」とおっしゃる。
「子供のころみてたけど、本当にとってもステキだから。今でも私の一番好きなドラマよ」と大絶賛。

そこまで言われるとちょっと心が動いたのだけれど、ネット上にで見られる紅楼夢がどれも字幕なしだったため、すぐに挫折。ご縁がなかったものと見ざるを決め込むことにしたのでした。




ところで、百度百科によると、紅楼夢は中国の4大古典の一つと称されるだけあって、香港、中国大陸、台湾でスピンオフものもあわせると、これまでに15編の映画と5編の連続ドラマが制作されているようです。

さらに、2010年の春節には新版「紅楼夢」と、同じく紅楼夢の女性主人公にスポットをあてた「黛玉传」が北京と湖南省のテレビ局でそれぞれ放映予定。前者はなんと2006年から全国各地を回ってオーディションを行い、何十回という選考をへてほとんど無名の素人を抜擢したという力の入れよう。

もう一方は、視聴者投票でもっとも支持が高かった人気俳優を起用してのドラマで、どちらに軍配が上がるか、この春はちょっと見ものなのです。

いずれにせよ、製作者側のプレッシャーは相当なようで、人々の記憶に永遠の経典として刻み込まれてしまった87年版をどう乗り越えるかという呪縛に必死になってあらがっているようです。




で、話は元に戻って3回目。

今の家庭教師の先生(23歳女性)。
先生、放送当時1歳?2歳?って感じですが。

「小説もいいけど、ドラマが一番お勧めよ。見るなら1987年製作の张国立の奥さんの邓婕が王熙凤役をやってるやつじゃなきゃだめ!!」といいます。
※张国立は最近の大ヒットドラマ「金婚」で主役を務めた人気男性(おじさん)俳優。


そうか。

そんなに言うか。

でもねえ、いかんせん字幕がないと紅楼夢はキツイんだよねーー。
しゃべりはゆっくりなんだけど、言葉づかいが時代劇。
間に漢詩が入る。


ちなみに、日本から見ている人のために補足すると、中国の最近のドラマはみんな中国語の字幕が入ってます。
これは、多民族国家ゆえにこうなんだろうと思います。地方によって言葉が違ったりするから。そのおかげで、耳があんまりよくない私でも中国ドラマを楽しめるわけで。

しかし、1990年代前半以前のドラマって、まだ字幕がついていないことが多いのです。
それで、なんどか視聴をあきらめたことが。





と思っていたら、街角のふらりと立ち寄ったDVD屋に紅楼夢の(たぶん正規版)DVDが!
なんと、中国語簡体字、繁体字、広東語のほかに、英語、日本語の字幕表記が!!

これはもう、見なさい!という天命なんだと、その場で購入。
160元を2割引きにしてくれ、128元。値段からいっても正規版でしょう。


こうろうむ




で見始めたのだけれど、やっぱり日本語があるとどうしても日本語字幕にしちゃうわ。
だって、字幕にしても時代劇なセリフには変わりがないんだもの。


私の年末年始の目標はこれを見終わり、来るべき春節の新紅楼夢ドラマ大決戦にそなえること。結局、旧版が一番、ってことになりそうだけれども。


めざせ紅迷!!


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ドラマ「愛情公寓」にみる日本像

最近ずーっとはまっていた中国ドラマをとうとう最後まで見終わってしまいました。

その名も「愛情公寓」(副題で「i apartment」。)

今年8月に江西衛視テレビで放映されたドラマで、これまでの中国にはなかった新感覚の若者コメディ。
設定などの元ネタはアメリカの人気ドラマ「FRIENDS」なのだが、脚本は完全にオリジナルで、なかなかどうして本家を超える面白さを醸し出している部分もあり、中国語が分かる人にはイチオシの作品です。
(青いタイトルをクリックすれば、公式ホームページに飛びます。さすが中国!なのだが、公式ホームページから堂々とyoukuとか、tudouとかにリンクはってあります。全話見られます)


簡単に言うと、同じマンションに暮らす女子3人、男子4人の抱腹絶倒ちょっと恋愛ありの日々を一話完結で描いたもの。これまでの中国ドラマというと、同じ喜劇でも、“お茶の間で家族が見て毒がない系”のものばかりだったのですが、これは、明らかに若者だけを意識して作られたかなり意欲的かつエッジがきいた作品。


なんせ、演出家が1982年生まれの27歳!!若っ!!
出演者も全員が上海戯劇学院卒※(もしくは在学中)のU-26。
そして新人。
※役者や監督の勉強ができる大学


同世代じゃなきゃ分からない、芸能ネタ等々満載なのですが、なぜか日本人の30代の私がほぼすべてのギャグに笑えてしまう。

というのも、芸能ネタのかなりの部分が日本ネタ。


そもそも7人のメインキャラのうちの一人が日本人という設定。

関谷神奇という役名で、実際に演じているのは中国人の俳優さんなのですが、日本からきた漫画家という役柄。ちなみに父は日本料理人。

この関谷君にルームメートの女の子が好意を寄せたり、中国人の女子と付き合ったりというエピソードも盛り込まれていて、ああ、中国の若者の日本人観は、もはや戦後ではないんだなーと深く実感した次第。

ドラマスタッフは、明らかに日本文化に影響を受けて育った世代で、たとえば、関谷君が赤ちゃんのお守を引き受けた回では、泣きやまない赤ちゃんに「セイント聖矢」のテーマソング(中国語歌詞)を歌って寝かしつけようとしたり、関谷くんが友人に「東京ラブストーリー」を見るように薦めたものの、先の展開をしゃべってしまいけんかになる回があったり。


ギャグにするには、みんなが元ネタを知っているという前提があるわけで、そう考えると中国の標準的な都市の若者たちは、このネタが通用するくらい日本文化に造詣があるというわけで。


極めつけは、「新しい表現方法を見つけた」といって、演劇にはまっていたメンバーたちがナンセンスギャグを披露するシーンがあるのですが、それが「笑点」の音楽に合わせて、顔を自在に動かすというもので、それを見た瞬間、私は、

「これ『笑点』の前座で、テツ&トモがやってたネタじゃん!」

とつっこみ。

さすがに、この元ネタが分かる人間は中国側にはほとんどいないと思われますが、つまり制作スタッフはそれくらい日本文化に向けてアンテナを張っているということなんですよねえ。


つまりつまり、形式としては「FRIENDS」を真似ているんだけれども、影響としては日本のテレビから受けているものがかなり強いと思うんです。

明らかに「木更津キャッツアイ」(TBSドラマ、脚本は宮藤官九郎)見てるでしょ?といいたくなる、時間巻き戻し法を使った回もあったし、まあとにかくセリフにしょっちゅう日本語が出てくる、キムタクとか、安室奈美恵とか普通に出てくる。


一番、ドキッとしたのは、関谷くんがトランプでインチキ大富豪にはまる回。

キャラクターの一人が大富豪での勝負を挑む関谷くんに、「山本五十六以外でそんな大口をたたくヤツはみたことがない」と言ってみたり、インチキ大富豪のカードの組み合わせで、10とエースを出した関谷君が、「10月1日は国慶節だから、中国人の君たちは一週間休み」といったかと思うと、それを聞いた中国人の女の子が「10月1日がどうして休みか知ってる?なぜなら1949年の10月1日に私たち中国人がすべての侵略者に打ち勝ったからよ!!あんたはトランプ遊びをしてるんじゃないわ。明らかに侵略してるのよ~!」と叫ぶ場面があったり。


嗚呼、これが今や若者の間でギャグにできてしまうんだーーーー。

という、なんというかカルチャーショック。


戦争は、長らく日中の間のどうにも拭えない苦い記憶であり、両者が面と向かう場所では容易に口にできない話題だったはずなのに。こうやって、軽々乗り越えちゃう若い世代が、中国にも確実に育っているんだ。っていうことが、なんだか今後の日中関係を変えていく萌芽になるんじゃないかと期待しちゃったりするわけです。


まあ、そんなことは横に置いておいても、とにかくおもしろい。
残念ながらぱっと見、FRIENDSのパクリっぽい印象があり、日本ではなかなか放映できないでしょうから、是非中国語をかじってるみなさんには見ていただきたいんですよー。

シーズン2のうわさも出たりでなかったり。
その裏にはいろいろと、内輪の事情があるみたいだけれど。
続編に期待大。

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